2008年11月27日
谷根千散策







先日の旅行では横浜中華街見物の翌日に早朝新橋近辺を撮影し、その後谷根千(谷中 根津 千駄木)近辺をぐるっとまわってきました。上野公園から谷中までは以前も撮影しましたが、今回は西日暮里の駅から上野をめざしてスタート。古き良き風景と情緒をもとめて多くの方々が散策を楽しんでいました。今では谷根千といえば必ず登場する商店街をぬけると急にお寺が多くなり谷中にはいったことが自然とわかる。途中ここも有名な「乱歩」という喫茶店の前を通りナイスショットを1枚撮らせていただきました。乱歩の初期の名作に「D坂殺人事件」というのがありますがこのDとは近くにある団子坂のことらしい。乱歩だけでなくこの近辺は森鴎外 夏目漱石 正岡子規らの作品にも多くとりあげられていて、その辺と重ね合わせて歩くとまた味わい深いものだ。しかし、歩くにつれ私は少しさめてくる自分に気づきはじめていました。確かに東京という都会のなかにタイムスリップしたような街並が今だに残りそれに歴史的背景がつきまとうからありがたく思うのでしょうが、道々で出くわす建物や光景は私の住んでいる高崎やよくカメラ片手に散歩する桐生とあまり変わらないのです。それが都会のなかに存在せず歴史的背景が谷根千ほどないというちがいぐらいでしょうか。確かによく行く銀座や新宿の街の進化はおおかたの人の想像を超え、年齢が増すにつれ立ち行かなくなってきている。そんな中電車をもう何駅か乗り越せばホッとできる街並に身をおくことができる。たぶん谷根千はそんな東京の人々の逃げ場になっているのかもしれません。じゃあ高崎や桐生はどうかといえば街の進化もあまりなく、どちらかといえば朽ちてゆく傾向が強いから谷根千みたいな景色に気づかず感動も何もないようだ。たぶん私も写真を撮っていなかったらこんなことに気がつかなかったんじゃないでしょうか。谷中を抜けて芸大前から上野公園に達したころにはやっとここは東京なんだという意識にもどれ再び撮影を開始できました。私にとっては何だか意味合い深い谷根千散策だったようです。
Posted by モーレツカーソン at 18:06

